酒造り農業つなぐ
ビオサケはオーガニックな酒造りと
日本の米づくりを
応援するプロジェクトです。

ビオサケについて

ビオサケとは?about "BIO SAKE"

ビオサケとは、自然環境を生かして育てた農産物と、水、土、気候などを生かして醸造した、オーガニック(※)なお酒の総称です。
オーガニックを大事にする蔵と酒こそ、日本の酒の未来、ひいてはオーガニックを普及推進する根本をなす、日本の食文化と農業を次世代につなぐために重要な存在と捉えています。 そこで、一般的に「オーガニック」と同義に使用される表現「ビオ」を採用し、「BioSAKE/ビオサケ」というキーワードを打ち出しました。 具体的には、以下の2つのいずれかに該当する酒を、「BioSAKE/ビオサケ」と定義します。
・有機JAS認証を取得している
・可能な限り農薬化学肥料を使用しない原材料を使用し、自然の力を生かした製造方法を採用している

※ここでの「オーガニック」「ビオ」は、有機認証取得している農家・酒蔵に加えて、これから認証取得を志す酒蔵や農業者を含めた、広義の解釈を採用しています
従って、有機JAS認証等のように商品を区分けするための意図はありません。ただ、今後の表示ルールの変更も考慮し、「ビオサケ」という名称の発展的変更も検討しています

ビオサケの活動BioSAKE Action

世界的視点から見た日本酒の
価値の再認識と発信

あまり知られていませんが、意識ある蔵元はすでに「BioSAKE」の価値観をもち、該当するお酒を生み出し、社会にその価値を提供しています。

一方で、現実的に課題は多く、取り組みの途上にある蔵も少なくありません。

そうした酒造りの姿勢を持つ全国の蔵元・農家、それらを取り扱う小売・飲食を担うステイクホルダーのみなさまを、私たちは応援していきたいと思います。 そのために「BioSAKE」の価値認知を国内外で高め、業界の枠を超え、さまざまな活動を展開していきます。

日本の農業の維持
日本古来の自然環境の持続化

具体的には、以下のアクションを起こしていきます。

・「BioSAKE」に該当するお酒を製造する蔵元情報および、商品リスト、購入できる店、飲食できる店などを集約したウェブサイトの構築、ウェブメディアを通した情報発信
・「BioSAKE」に該当するお酒を集約し、広くその価値を体感できる試飲会、イベント等の企画運営
・「BioSAKE」を製造する蔵元の知見、技術等を学べる場の提供。蔵元や販売事業者、飲食事業者等の情報交換の場の構築
・上記に付随する価値を広げるためのメディアやイベント事業者等との連携した事業の展開
など

News&Informationニュース・お知らせ

私たちは共に活性化する
仲間を募集しています

お酒を通したオーガニックの拡大は、オーガニック業界にとっても新たな潮流を生み、ひいては日本の農業、自然環境の保全につながり、結果として酒業界の新たなマーケットの創出につながると考えます。

そのためには酒蔵さま、関係者さまのご協力が不可欠です。そのための制度として、「ビオサケ会員」を創設しました。ぜひ会員になっていただき、ともにビオサケの価値を高め、広めていただければ幸いです。

ご不明な点は、遠慮なくOVJ事務局までお問い合わせください。

Original BioSAKE
「つなぐ」

2024年10月、プロジェクトチーム自ら、米づくりから酒造りまで考え、関わったオリジナルのお酒が誕生します。 その名は「つなぐ」。 BioSAKEのコンセプトである、酒造り×農業をつなぎ、それを飲むあなたにもつなぐ存在のシンボルとして、名前をつけました。 酒米は、プロジェクトメンバーの一員である、長野県伊那市長谷で新規収納した谷口修が、伝統的な「亀の尾」を自然栽培で育てました。 また、運営するオーガニックヴィレッジジャパンが中心となり、神奈川県愛川町でも農薬化学肥料を用いず、「山田錦」を育てました。

その双方の米を用いて酒造りを担ってくれたのが、今日、最もBioSAKEのコンセプトを体現する酒蔵の一つである「仁井田本家」。さらに「つなぐ」では、より自然の原点に近い形での製造方法を採用。 古来の製造方法のひとつ「水酛」を仁井田本家の手法でアレンジ、それをさらに夏から秋にかけて製造する「白露仕込み」で行いました。 原料づくりから酒造りまで関わることで、自然の持つ力の壮大さ、その希少さを改めて感じることができました。全てのBioSAKEに通じる価値を、この一本でより濃密に感じてもらえる味わいに仕上がったと確信しています。 そのため、数量も限られており、各工程での手間もかかっています。こうした状況も、全てのBioSAKEに通じることです。そのため、価格もあえて未来の日本のお酒にあるべき設定にしました。 ぜひその意味も噛み締めながら、手に取っていただければ幸いです。